【 家族会の活動 】

 支え合い、学び合い、働きかけを3つの柱に活動を行っています。

 支え合い・・ 定例会を開催し、同じ病気や境遇を持って頑張っている家族や心配を抱えている家族が、話し合い、励まし合い、受け入れられることによって気持ちが楽になってきます。また、オヤジの会や親睦食事会を開催しています。日常生活で困った時には助力を求めたり、手をさしのべる相互扶助(支え合い)の関係づくりも進めています。

 学び合い・・ 当事者のためにも家族自身が心に余裕を持って生活を送ることが大切です。このためには病気のことをよく理解し、適切な対応の仕方を学びます。
 講演会、勉強会、施設見学会を通じて、当事者への家族の接し方、薬の知識、医師との付き合い方、社会復帰施設や福祉サービスの利用方法、就労支援、親なき後の課題等、多くの事を学びます。

 働きかけ・・ 精神障害者と家族が地域社会で希望をもって生き生きと生活ができるように、理解と正しい知識の普及に努めます。
 障害者の福祉制度の充実や権利擁護について、他の団体とも連携して行政機関に働きかけをしています。また、社会福祉法人ゆっこらが行う地域生活支援の充実や就労支援事業の推進を働きかけます。

【 最近の活動 】

● 定例会、総会・・

 原則、毎月第1土曜日午後1時30分から3時30分開催。開催場所、日時は広報誌(龍ケ崎市、稲敷市、河内町、利根町)をご覧ください。

 2025年12月6日予定
 龍ケ崎市市民活動センターで定例会を開催します。

 2025年11月1日
 利根町布川地区コミュニティーセンターの会場からは、富士山が綺麗に見られました。同町役場障害福祉係から、障がいのある方とその家族向けの集い「まんまるびより」を開いたこと、障害者週間(12月3日〜9日)に「Heart to Heart作品展」を開くことの紹介があり、困りごとや、聞いてみたいことなど自由な話し合いの場にも参加していただきました。

 2025年10月11日 河内町中央公民館で定例会を開催、他人に分かってもらいにくい 悩みや体験を、安心して話し合うフリートーキングアワー。関心が強まる親なき後について、いわゆる80 50問題に直面して息子さんのグループホーム入居の方針を固めて取り組まれた事例などいくつかの具体的な紹介があり、細やかで真剣なお話と共感が生まれたことと思います。

 2025年9月13日
 親なき後を見据えて 財産を安心できる方法で子に残す ― 成年後見制度と、制度を精神障害者のために利用する際の注意事項 ― をテーマに、本人が安心して生活していくための諸制度並びに本人が平穏に生活していくためのお金の残し方を、制度の活用場面・得失や、残された子が使うために親が生前から気を付けていなければ子に負担がかかる事例をそれぞれ丁寧に解説いただきました。

 2025年8月2日
 稲敷市新利根公民館で定例会を開催、酷暑の中の家族・当事者の健康を気遣う様々な悩みが語られ、当事者・家族に寄り添う活動をされている方からは、親亡き後に至る事例が増えたこと、どこで暮らすかなどは本人の意思を大事にして話し合っていると、事例紹介がありました。

 2025年7月5日
 親亡き後について、「当事者のための備え 家族はどんなことが出来るか、一緒に考えましょう」をテーマに、学びの場になりました。講師の長年の当事者に寄り添う様々なご経験から、親亡き後に直面して気付いた数多くのことを、大きくお金、制度、日常生活、相談者のテーマに分けて解説してくださいました。

 2025年6月7日
 2017年、家族会が県から感謝状を受賞した折に、龍ケ崎市民活動センターのインタビューを受け、家族会の開始に至る経緯と活動で大事にしている思いを披露したものがYouTubeに記録があり、皆で鑑賞しました。

 2025年5月10日
 久しぶりにフリートーキングになりました。尽きない悩みを話される方がある一方で、就労継続支援サービスに通所できたこと、なかには「うつ」を克服して一人暮らしできたことを話す方もありました。

 2025年4月26日
 龍ケ崎市市民活動センターで総会を多くのご来賓の参加のもと開催、議案通り承認されました。

 2025年3月1日
 「そうかいプログラム 親子の接し方」、最終の5回目を行い、リカバリーをした子の立場からの、そして寄り添う親の立場からの体験談を鑑賞して話し合い、様々な思いを新たにしました。

 2025年2月1日
 「そうかいプログラム 親子の接し方」、久しぶりに4回目を行い、親子密着からくる葛藤・暴力の経験を振り返る二人の当事者、そして家族の立場から対処を振り返る母親の姿を視聴、さらに、爆発の体験、自分への暴力(リストカットなど)、幻聴による暴発を振り返るそれぞれの当事者の話を聞いて、自らの過去と現状を振り返りながら、当事者が率直に体験や考えを話すのに接する機会が得られてよかったという感想もありました。

 2024年12月7日
 美浦村ドルチェの施設長から、障害者・高齢者のグループホームと生活介護サービスを併せ持つ介護サービス包括型共同生活援助の施設・生活事例の紹介とともに、親としての色々な心配事、当事者の入居者の不安な状態の把握、外出のことなど色々な質疑に丁寧に答えてくれ、グループホームの様子を実際に見学する大切さも学びました。

 2024年11月2日
 利根町布川地区コミュニティーセンターで、当事者の近況、家族会の多くのイベントに参加しての感想のほか、「親亡き後のことを考えなくてよいのでしょうか」との問いかけに共感が多く、グループホームの話をはじめ、参考になるのではとの思いで話されることも少なくありませんでした。ご出席の当地福祉課長から、母親を亡くし一人になられた障害者が、話し合いを当事者が受け入れてくれたことで支援に繋がった事例の紹介もありました。

 2024年10月5日
 河内町農芸環境改善センターでフリーな話し合い。本当に長く辛い病気との闘いの生活が多く語られ、今でも症状に波がある方が少なくないものの、当人との間に会話が生まれるようになってきたり、当人に笑顔が生まれたことや、家事を手伝ってくれるなどほっこりした話も少なくありませんでした。また、家族会が親にとり発散の場になってくれていて感謝、との率直な感想も寄せられました。

 2024年9月7日
 暴力をテーマに親子の接し方を学ぶ学習会の3回目、病状が悪化したとき、爆発したそのときの親の体験、子の体験を当人に語ってもらい、なぜ暴力がなくなったかも振り返ってもらうビデオを見て様々な感想が寄せられました。

 2024年8月3日
 稲敷市新利根公民館でフリートークタイム。はじめにお名前、当事者の性別・年代・病名をそしてご本人の好きな季節も紹介してもらい、近況を話してもらいました。様々な生きづらさをかかえ、それを訴える当人との間に生まれる様々な接し方を傾聴し、共感や色々な気づきがお互いに得られたことと思います。

 2024年7月6日
 「そうかいプログラム 親子の接し方」を学ぶプログラムの2回目。家庭内暴力に悩み、その後転機が訪れた当事者や親からの体験談から、そして親から子へのメッセージ、子から親へのメッセージを聞いて学び、気付かされることが多かったものと思います。

 2024年6月1日
 DVD教材を用いて、精神障害のある当事者とその家族が互いに分かり合えるようになることを暴力を事例にして学ぶ「そうかいプログラム 親子の接し方」を、5回に分けて学ぶことになりました。オブザーバーで参加された方の「暴力に苦しむ中、このような接し方を早くに学んでいれば、娘は3度目の入院に至らなかったかもしれない」など、多くの感想が寄せられました。

 2024年5月11日
 龍ケ崎市市民活動センターで総会を、来賓の5年ぶりの参加のもと開催、議案通り承認されました。

 2024年4月6日
 定例会は、気楽に安心して語り合える場につとめていますが、語られる話は、社会に向かわず引きこもり、処方の変更により薬が合わずに入院、サポート付きグループホームに入居するも水中毒がもとで再入院など、厳しい現実の事例が語られました。

 2024年3月2日
 社会福祉法人ゆっこらの理事長をお招きし、ゆっこらが家族会と連携する中で設立されたころからの歩みと現状を、障害者総合支援法(2013年施行、利用者の生活設計を共に作る、受給者手帳によるサービス受給)など福祉制度の改良や、地域で新たに事業者が参入してきているなかでとらえ、わかりやすく話して頂きました。

 2024年2月3日
 かねてより市民活動センターで当会のポスター展示を見るなど関心がありオブザーバ参加された方は、県外でお母さまと病気の弟さんが一緒に今後も暮らすのは難しいと判断されているご様子で、参加の会員が話す家族の暮らしぶりや、訪問看護サービス、デイケアー、ヘルパーなど様々なサービスを受けている様子、グループホームに入居するお子さんの話などに聞き入っておられました。

● 婦人茶話会・・

 原則、第3土曜日午後1時30分から3時30分、龍ケ崎市総合福祉センターで開催。

● 役員会・・

 毎月、龍ケ崎市市民活動センターで開催。

● イベント・・

    

 りゅうがさき市民活動フェアinサプラ
 2025年2月15-16日  家族会の紹介と精神障害について正しい理解を求めるポスターを展示しました。

 新年会
 2025年1月18日  懇親を通じ、「支えあい」、「学びあい」、「働きかけ」の活動も広がるとの思いから、新年会を開きました。お食事、ティータイム、体操、歌唱、ゲームと、時が過ぎゆく間にお隣に座り合わせた会員のあちこちからも懇談・笑顔が生まれました。

 茨城県家族会会長会議・研修会
 2024年12月9日  家族相談の連絡会の立ち上げや陳情内容の進展(心のガイドブック、ピアサポーター研修)などの報告があり、笠間の森カウンセリングルーム代表永原様から、家族相談を受ける時に一番大事な事(需要的、共感的、傾聴的態度を身に付けること)について学びました。

 関東精神保健福祉家族大会 川崎
 2024年11月14日  精神疾患の当事者への訪問支援・対応について学び、これが当事者も家族も穏やかな生活を送るための重要な働きをしていることがわかりました。

 精神保健福祉フォーラムin水戸
 2024年10月22日  当事者の方のスピーチ、歌、演奏等に一人ひとり一生懸命生活されている様子が伺われました。ワゴン車を出し参加してくださった障がい福祉課のスタッフさん、ありがとうございました。

 ふれ愛広場2024
 2024年10月20日  大昭ホール龍ケ崎を会場に、好天に恵まれ、多くの方がいらっしゃいました。家族会で花苗を販売!!3万円超の売り上げ、ゆっこら花農場の売り上げに寄与し、社協さんに寄付を行いました。

 全国精神保健福祉家族大会(みんなねっと北海道)
 2024年10月11-12日 札幌から180q、北海道日高管内浦河町にある、現在100人以上の精神障害者の地域活動拠点「べてるの家」を、ソーシャルワーカーとして就業されて以来育ててこられた向谷地(むかいやち)生良(いくよし)さんのガイドにより見学させていただきました。 この企画が目玉の、全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)と北海道精神障害者家族会連合会主催の大会に参加し、600余名の参加者とともに「対話を家族のものに」というテーマを学びました。

 茨城県家族会定時社員総会・会長会議
 2024年5月27日  各家族会からは、高齢化などに伴い活動が難しくなったことの紹介があったものの、「みんなの音楽祭」に参加した(笠間)、会員向けにアンケート調査をした(ひたちなか)、ピアサポーターを講師に招いて学習(取手)など、興味深い近況も紹介されました。

 茨城県家族会会長会議・研修会
 2024年2月5日  みんなねっとによる全国家族会訪問調査のお話を聞き、当県家族会の活動状況を話し合い、互いに厳しい中にも楽しい活動があることに気づかされました。

 懇親会
 2024年1月20日  会食・懇談を楽しみ、ピアニスト秦奉枝(ともえ)様のトイピアノ演奏と統合失調症の兄に再開し家族を再発見するお話に共感し、「ああ人生に涙あり」の演奏に合わせた踊り踊り体操で体をほぐし、紅白対抗の○×ゲーム、手話で情報を交わし誕生日順に並ぶチェーンゲーム、しりとり合戦で知力・表現力・気付く力を競い合いました。

     

【 資料 】

2024年度事業報告

家族会の蔵書